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著者からのメッセージ

原発報道を厳しく自己検証 安全神話に加担した歴史

   上丸 洋一
(2013年9月発行 会報第10号より)
朝日新聞は、原発について、これまでどう論じ、どう報じてきたのだろうか?
 東京電力福島第一原発が事故を起こして間もなく、記者たちの間にそんな疑問が浮かびました。原発は安全だと言って建設を進めてきた政府や電力会社の責任は、もちろん問わなければなりません。しかし、その前に、自分たちは何を書いてきたのか。そこを自ら厳しく検証しないまま他を批判しても説得力がないし、第一、アンフェアではないか。
 そんな思いで取材を始めたのが2011年5月。そして「原発とメディア」のタイトルで連載を開始したのが同年10月でした。
 この本は、その後306回に及んだ連載のうち、私が執筆した「『平和利用』への道」編と「容認の内実」編に大幅に加筆したものです。新聞などのメディアが原子力開発を後押ししてきた経緯や、朝日新聞社内の議論の動向を包み隠さず書きました。そこで明らかになったのは、新聞が安全神話の形成に加担してきた事実でした。そして、その歴史は、私には、かつての新聞の戦争協力の歴史と重なって見えます。
 この夏には、新聞連載の本書未収録分が単行本になる予定です。あわせてご覧下さい。

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