SLBAとは、School Library Book Associationの頭文字を採ったもので、一般社団法人 学校図書館図書整備協会の略称です。
1970年にSLBAは小学校・中学校・高等学校の豊かな教育活動を展開するために、学校図書館の蔵書充実活動を謳って非営利の任意団体『学校図書館ブッククラブ』として設立されました。設立40周年の2010年7月に一般社団法人へ改組いたしました。
SLBAの目的は、公益社団法人 全国学校図書館協議会(全国SLA)・出版社・取次会社の三者が協同して、全国の学校図書館にふさわしい蔵書の構成と充実を図る役割の一部を担うことです。
SLBAは、全国SLAが組織する図書選定委員会のもとで新刊選書活動を定期的に行っています。選書された図書は全国の書店を通じて各学校へ普及されています。現在、SLBA選定図書を図書館の蔵書充実に利用したり活用している学校は全国で5,500校余に達しています。
SLBAの特徴
・SLBAの図書選定は学校図書館の蔵書構成を重視します。
・限られた予算をできるだけ良質図書で構成する蔵書構築にご利用できます。
▼ 年間70,000点におよぶ新刊図書に対峙して、全国SLAは毎月2回、学校図書館にふさわしい図書を継続して選定しています。その数は年間で6,000~7,000点を数えます。
▼ SLBAは上記の選定図書の中から会員出版社の図書を抽出し、さらに全国SLAで組織するSLBA特別選定委員会で再選定し、年間1,500余点を年3回に分けてSLBA選定図書として選定します。
▼ SLBA選定図書は、学校図書館の蔵書構築の観点を重視し、文学書に偏ることの多い蔵書構成を排して、小学校・中学校・高等学校それぞれの教育課程に、適切でバランスのとれた図書で編成されています。