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著者からのメッセージ

100kmの果てに

   片川 優子
(2011年9月発行 会報第4号より)
 この本は、私が100kmという途方もない距離を実際に歩き、書いた本です。
100km。そう簡単に歩ききれる距離ではありませんでした。制限時間以内にチェックポイントを通過しなければ、問答無用で即リタイア。夜中にペースが落ち、何度かタイムオーバーしそうになりました。しかし、一緒に歩く仲間と励まし合いながら歩き続け、制限時間ギリギリではありましたが、無事に完歩。
夜中、折れそうになる気持ちを抱えながら、それでも考え続けたのは、どうすれば完歩できるか。ただそれだけでした。70kmを過ぎ、日が昇り始めたころには、もう完歩しか見えませんでした。
完歩して学んだのは、あきらめる理由を並べたてるのではなく、目標達成までに何をすればいいか逆算する考え方。そして感じたのは、これを伝えなければという強い思い。
できれば高校生や中学生に、自分の意思で歩いて、なにか感じてほしい。歩かないにしても、私が歩いて学んだことを、ほんの少しでもいいから、この話を通じて感じてほしい。
そんな強い気持ちから、この話は生まれたのでした。
書影
100km(ヒャッキロ)!
講談社刊 定価1,260円
高等学校


著者
片川 優子

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