今年度の読書の目標は、全校生で三万五千冊、一人百冊、全員ミネルバ賞をめざそうだ。
　だが、今の子ども達は非常に忙しい。学習、委員会、行事、特設、習い事、スポ少など。その中で、子どもたちに十分な読書の時間を確保させるのは至難の業だ。忙しい学校生活の中で図書室に通い、本を選び、読書の楽しみを知ってもらおうと言うのはさらに大変だ。
　今年度の取り組みの重点は、学年必読図書を十五冊読むミネルバ賞だ。受賞者は校長室で、校長先生が一人一人表彰し、写真を掲示する。視覚的な賞賛の掲示で、読書への意欲を高める。秋の読書週間には、読書郵便、題名しりとりなどのイベントを多くし、興味・関心を持たせる工夫をする。冬安には六コースから選択しての親子読書も継続中。
　低学年に読書習慣をつくり、上学年へつなげることが読書好きへの道となる。たくさんの本の中からお気に入りの本を見つける手助けをし、本の大好きな子に育てたい。