2006年12月発行 会報第110号
(社)全国学校図書館協議会 選定・企画部長
内海 淳
「読書感想画中央コンクール」スタート
今年も「読書感想画中央コンクール」が始まりました。同コンクールは今年で第18回。募集要項と指定図書は、全国SLAホームページ(http://www.j-sla.or.jp/)および読書感想画中央コンクールホームページ(http://dokusyokansoubun.jp/kansouga/ )に掲載しています。全国SLAホームページでは、初めて読書感想画を指導する先生を対象とした「読書感想画コンクールに対する指導に向けて」や昨年配布した「読書感想画Q&A」も併せて掲載しています。また、読書感想画中央コンクールホームページでは過年度の入賞作品も見られます。それらを参考にして多くの学校で読書感想画に取り組んでいただきたいと思います。1人でも多くの児童生徒に、読書の喜びと、感動を絵画表現することの楽しさを知ってほしいと思います。
「学校図書館賞」への応募、推薦を受け付けます
全国SLAでは、「第37回学校図書館賞」への応募、推薦を受け付けています。
同賞は、全国学校図書館協議会創立20周年を記念して1970年に創設されました。わが国の学校図書館のいっそうの発展を図るため、学校図書館の振興に著しい業績を示した個人および団体を顕彰するものです。学校図書館に関する優れた著作・論文(第1部)、学校図書館運動の推進(第2部)、学校図書館の実践活動(第3部)があります。締め切りは2007年3月31日、発表は2007年6月『学校図書館』誌上および全国SLAホームページで行う予定です。
「応募・推薦要項」等詳細については、全国SLAホームページをご覧ください。
あなたが選ぶ「日本絵本賞読者賞」
全国学校図書館協議会と毎日新聞社は、絵本芸術の普及、絵本読書の振興、絵本出版の発展を願って、優れた絵本を顕彰する「日本絵本賞」を1995年より実施しています。同賞では、主催者があらかじめ指定した候補絵本から読者投票で選ぶ「日本絵本賞読者賞【山田養蜂場賞】」を設けていますが、毎年、保育所や幼稚園、学校からまとまった票が多く寄せられます。それらの投票ハガキには、絵本を読んだ感想が書いてあるものや絵がかいてあるものなど、学校等で読み聞かせなどのさまざまな読書活動を行っていることを想像させるものが多くあります。
今年も「日本絵本賞読者賞【山田養蜂場賞】」の投票を募集します。ぜひ多くの投票をお待ちしています。要項、候補図書等、詳細は全国SLAホームページをご覧ください。
「学校図書館支援センター推進事業」が始まる
文部科学省では、2006年度より3か年にわたる「学校図書館支援センター推進事業」の実施地域として、全国で40か所を指定しました。
学校図書館支援センターは学校図書館ネットワークの中核に位置し、個々の学校図書館に対して指導、助言、支援し、学校図書館相互の連絡、調整にあたる専門機関です。学校図書館支援センターの活動により、学校図書館が、文字通り学習・情報センターおよび読書センターとして学校教育の中核となることが可能となります。米国をはじめとする学校図書館の先進国ではこのようなセンターが機能している例が多くあります。
日本でもいよいよこの学校図書館支援センターの第1歩がスタートします。