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著者からのメッセージ

少数者の声を聴く - より生きやすい社会にするために

   徐京植(ソ・キョンシク)
(2012年12月発行 会報第8号より)
本書では若い読者を念頭に「在日朝鮮人とは何か」を、できるだけわかりやすく語ろうとしました。いま日本には60万人弱の在日朝鮮人(「韓国朝鮮」籍)が居住していますが、この人々がなぜ日本にいるのか、正確な知識をもっている人は多くありません。在日朝鮮人は日本社会のマイノリティ(少数者)です。マイノリティをについて知るためには、マジョリティ(多数者)の側が特別な敏感さをもってその声を聴こうとしなければなりません。この本では、歴史や現状の説明とは別に、在日朝鮮人の心に想像を馳せてもらえるよう、4人の女性を紹介する4つのコラムを収めました。
 「人間が生まれる時に私も生まれた」―在日1世の文今分(ムン・クンプン)さんは60歳を過ぎて初めて書いた詩の最初の行にこう書きました。
 在日2世の歌人、李正子(イ・チョンジャ)さんに次の作品があります。
 「耳ぬらす言葉がありぬ耳に光る涙がありぬ生くる限りは」
 文さんや李さんの言葉は、いったい何を語っているのでしょうか? その声が聴き取れますか?
 違う人どうしが違いを認め合いながらともに生きる社会。それが実現できれば、日本は在日朝鮮人にとってだけでなく、日本人自身にとっても生きやすい社会になるはずです。

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