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著者からのメッセージ

どんなおうちがいいかしら

   たしろちさと
(2011年12月発行 会報第5号より)
 どんなおうちがいいかしら、そんなことを考えると、もう時間を忘れてワクワクしてしまいます。それが人間の家であってもねずみの家であっても。前作の『おんがくかいのよる』に続くシリーズ2作目となる『ひっこしだいさくせん』は、ねずみたちの家づくりがテーマとなっています。  絵本をつくるとき、わたしがいつも大切にしていることは、絵本の絵に描かない部分もよく考えるということです。スケッチをしたり、地図を書いたり、とにかく色々なことをやってみるのですが、今回は実際にねずみの家をつくってみることにしました。切ったり、貼ったり、組み合わせたり……。こうして手を動かしているうち、気持ちはすっかりねずみに。ねずみの息づかいや、ねずみの暮らす町の音も聞こえてくるような気がしてきました。ふだん、わたしたちは人間の目で世界を見ていますが、ねずみから見ると、わたしたちの暮らす町はどんなふうに見えるんでしょう? 同じ町でも、視点を変えると全く別の世界が広がっているんですよね。  わたしがもしねずみだったら、こんな家に住みたいと思います。そして、5ひきのすてきなねずみのような、こんな仲間がいたらいいなあと思います。
書影
5ひきのすてきなねずみ ひっこしだいさくせん
ほるぷ出版刊 定価1,470円
小学校低・中学年


著者
たしろちさと

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