図書館の一角にある「企画展示」のコーナー。毎月、図書委員の生徒が更新している。今年度は生徒玄関前や階段の踊り場にも展示を増やした。その前で足を止める生徒を目撃すると、うれしい気持ちになる。それ以外にも、普段の貸出当番はもちろん、毎月発行の「読書界」、年二回発行の「館報図書」とＰＲに余念がなく、図書講演会や読書会の企画・運営も行っている。仕事が多く忙しい委員会なのに、嬉々として取り組む生徒が多いことに驚く。みんな本当に本が好きで、図書館と関わることを楽しんでいると実感する。
　しかし、大多数の「非読書家」をどうるかが課題であることは、本校も変わらない。進学校で勉強も忙しい。部活動も盛んである。「時間がない」という怨嗟の声が聞こえそうだが、それでも、読書の楽しみを知ってもらいたいと思う。図書委員とともに、図書館に常駐する私たちも奮闘中である。