JavaScriptが無効になっています。
図書の係になって二年目。小学校図書館での読書経験が生涯の読書生活の基礎となるように願って次のような本の選定をしている。 まず、先生方に希望の本を選んでもらう。この選び方だと、子どもたちの学習や生活とつながりができる。一方、ジャンルや内容の偏りが否めない。 次に、子どもたちに図書委員(四年生以上)がアンケートを実施した中から選定する。ここで、希望の多様さに驚かされる。怪談、アニメ、TVゲームのシリーズ多数。映画化された恋愛小説に加え、今年は携帯小説が数冊。さらに1Q84も。読書への意欲はつかめてもよりよい読書体験への広がりができるのか危惧するところである。 そこで、これらをカバーしつつ客観的に幅広く選定できるのが、頼みの綱のSLBAなのである。たとえアンケートを取り本の選定に心を砕いても、SLBAがなければ一人よがりの偏った選定に終わってしまうだろう。
当ホームページ掲載の記事、写真、イラスト等の無断掲載を禁じます。
COPYRIGHT©2012 SCHOOL LIBRARY BOOK ASSOCIATION. ALL RIGHTS RESERVED.