本校では週一回、朝学時間に全校放送による聞き取り練習が行われる。私の担当日には本を紹介しようと思い立ち、一冊目は「フライドチキンの恐竜学」に決めた。この会報一一七号の紹介を見て、本を読んだところだった。自分がおもしろかったので人に紹介したい、これが原点だと思う。

　本の内容を紹介して一部分を読み、それについての簡単な問題を三問、そして答え合わせ。
最後のおまけの問題は、「一羽の鶏をバラバラにして揚げたのがフライドチキンです。では、何ピースでもとの一羽分に復元できるでしょう。予想を書いてください。周りの人と相談してもいいですよ。答えは、職員室前に置いてある本で確かめてくださいね。」

　 その後、生徒たちは新着図書紹介コーナーに三々五々やって来て、本をめくって答えを探していた。本を囲んで和やかに話す姿を見守るのは楽しいものである。 良書との出合いを楽しみに、これからもＳＬＢＣを利用させていただきたい。