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学校図書館情報

2007年9月発行 会報第112号

(社)全国学校図書館協議会 選定・企画部長    内海 淳

十月二十七日は「文字・活字文化の日」です

 「文字・活字文化振興法」では十月二十七日を「文字・活字文化の日」と定めています。この日を通じて「文字・活字文化についての関心と理解を深めるようにする」とし、国と地方公共団体に「その趣旨にふさわしい行事が実施されるよう努める」ことを求めています。

 この日は読書週間(十月二十七日~十一月九日:文化の日を中心にした二週間)の初日でもあり、以前から読書を勧める行事がさまざまに取り組まれていましたが、「文字・活字文化の日」制定により、ますます読書推進のイベントやキャンペーンが広く展開されるようになってきました。

 各学校でもこの日に合わせて学校図書館や図書委員会を中心に、読書を勧める行事が実施されています。

読書感想画の取り組みを

 読書の重要性が指摘されていますが、読書指導と美術教育を融合させた読書感想画は、児童生徒の読書力と表現力を育むために極めて有効だといえます。

 全国学校図書館協議会では、今年も第19回「読書感想画中央コンクール」を実施します。募集要項と指定図書は、『学校図書館速報版』9月15日号公告、および同日の全国学校図書館協議会ホームページ掲載、ならびに『毎日新聞』9月20日(予定)社告をもって発表となります。多くの学校で取り組んでいただき、読書感想画を通じて一人でも多くの児童生徒に、読書の喜びと、感動を絵画表現することの楽しさを知ってほしいと思います。コンクールには指定読書と自由読書があります。自由読書には先に発表した第40回「夏休みの本」(緑陰図書)もぜひ活用してください。

第9回学校図書館セミナーのご案内

 第9回図書館総合展の一環として第9回「学校図書館セミナー」を下記の日程で開催します。今年も学校図書館担当者が理論と実践の両面にわたりスキルアップできるセミナーになるよう、現在準備を進めています。主題・内容・申し込み方法等、詳細は10月1日に機関誌『学校図書館速報版』および全国学校図書館協議会ホームページにて発表する予定ですので、ぜひご覧ください。多くの方々のご参加をお待ちしています。

第9回学校図書館セミナー
 開催期日:11月7日(水)
 場  所:パシフィコ横浜 アネックスホール2階(予定)
       (第9回図書館総合展)

学校図書館図書整備費が措置されています

 文部科学省は、学校図書館図書標準の早期達成のため、「新学校図書館図書整備五か年計画」をスタートさせました。図書整備費を年間二百億円、五年間で総額一千億円を交付税措置するものです。新たな図書整備費は従来のものとは異なり、新規増加冊数分に加えて更新冊数分も含まれ、古くなった図書の買い替えにも予算が使えることになりました。そのため昨年度までの整備計画に比べて大幅に増額され、一学級当たり、小学校:約三万八千円、中学校:約七万七千円、特別支援学校:約六千円になります。

 しかし「学校図書館図書整備費」は地方交付税により措置されます。地方交付税は自治体では一般財源となるため、使途は各自治体に任されます。きちんと学校図書館の図書費として予算化されるように、自治体に働きかけることが必要です。

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