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学校図書館情報

2005年6月発行 会報第106号

(社)全国学校図書館協議会 選定・企画部長    内海 淳

「全国学校図書館協議会ホームページ評価基準」を制定

 全国学校図書館協議会では「ホームページ評価基準」を制定し、機関誌『学校図書館』2005年4月号およびWebサイト上(当協議会ホームページ)で発表しました。

 最近では学習活動でのインターネット利用が増えています。学校図書館においても生徒の調べ学習用のツールとしてインターネットを利用しているところが多くなっています。児童生徒が多種多様なインターネット情報を利用する際、学習に役立つ、正確で信頼性のあるサイトかどうか見極める必要が出てきました。

 そこで全国学校図書館協議会ではその判断の目安となる「基準」を制定したものです。専門知識がなくても利用できるよう、理解しやすい表現と、なるべく少ない項目数を心がけました。日常の学習活動でご活用ください。

第14回学校図書館夏期セミナーのご案内

第14回学校図書館夏季セミナーを次の要領で実施します。

  • 期 日:8月11日(木)・12日(金)
  • 場 所:郡山女子大学(福島県郡山市)
  • 主 題:「豊かな学びを創造する学校図書館の活用」
  • 分科会:
    <討議>「豊かな心を育む読書指導」・「情報活用能力の育成」・「教科学習で学校図書館をどう活用するか」・「総合的な学習の時間に学校図書館をどう活用するか」・「司書教諭、学校司書、教科担任、学級担任、ボランティア等の連携や協働」 
    <実習>「パス・ファインダーの作成と活用」・「インターネットを活用した情報検索」・「魅力ある読み聞かせ」・「読書へのアニマシオン」・「豊かな読書活動を促すブックトーク」 
    <校種別討議>

「読書感想文Q&A」の活用を

 全国学校図書館協議会では、青少年読書感想文コンクールのリニューアルを機に、同コンクールの一層の振興を図るため、毎日新聞社と協力し「読書感想文Q&A」を作成しました。全国の学校に配布されています。

 「Q&A」は、実際の読書指導に役立つものとなるよう心がけました。小学校高学年から高校生までを対象とし、児童生徒が読書感想文を書くときに抱く疑問や困る事柄に答える形を採りました。読書感想文が書きやすくなるような編集になっています。

 青少年読書感想文コンクールは今回のリニューアルにより、従来の類別が廃され「自由読書」「課題読書」の2本立てとなったことで、より応募しやすくなりました。「自由読書」には「夏休みの本(緑陰図書)」が最適です。緑陰図書のリストと併せて、「Q&A」を各学校での読書指導にご活用ください。

文科省、「子どもの読書活動推進フォーラム」を開催

 「子どもの読書活動推進フォーラム」が4月23日、オリンピック記念青少年総合センターで開かれました。

 読書活動優秀実践校等への文部科学大臣表彰に続き、童話作家の末吉暁子氏が講演し、「子どもはユーモアを1番理解している読者で本の内容をまっすぐに見てくれる。子どもの本で大人も子どもも心が癒される」と「子どもの本を書く楽しさ」を述べました。

 その後の受賞団体の実践事例報告では、熊本市立秋津小学校、鳥取市立用瀬中学校、栃木県立聾学校、鹿児島県立加治木高等学校から学校図書館を活用した読書指導や教科学習の様子、学校図書館が核になった教育活動の展開、他校や公共図書館とのネットワーク化などの実践事例が報告され、学校教育における学校図書館の重要性が示されました。

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