2005年4月発行 会報第105号
(社)全国学校図書館協議会 選定・企画部長
森田 盛行
2005年度の研究会・研修会
今年度の研究会等の日程は次の通りです。
- 第14回学校図書館夏期セミナー
8月11日(木)~12日(金) 福島県郡山市
- 第7回司書教諭全国研究集会
8月25日(木)~26日(金) 東京・国立オリンピック記念青少年総合センター
- 第20回学校司書全国研究集会
7月27日(水)~28日(木) 青山学院大学(予定)
- 地区学校図書館研究大会
- 北海道地区(10月6日~7日 旭川市)
- 東北地区(11月10日~11日 盛岡市)
- 関東地区(8月4日~5日 水戸市)
- 北信越地区(10月13日~14日 富山市)
- 東海地区(8月4日~5日 沼津市)
- 近畿地区(8月4日~5日 奈良市)
- 中国地区(10月13日~14日 倉吉市)
- 四国地区(11月10日~11日 小松島市)
- 九州地区(8月4日~5日 長崎市)
書感想文コンクールのリニューアル
今年で第51回を迎えます青少年読書感想文全国コンクールは、51回を機に次のようにリニューアルをすることになりました。これにより、このコンクールが一層充実することが期待されています。
類別について
○従来の第1類と第2類を「自由読書」として統合する。
○第3類は従来通り「課題読書」
課題図書の点数について
小学校部門の課題図書の点数を次のように変更する。
小学校低学年 3冊 → 4冊
小学校中学年 3冊 → 4冊
小学校高学年 3冊 → 4冊
中学校、高等学校は従来通り各3冊とする。
カナダ・アメリカ学校図書館視察団が帰国
全国SLAカナダ・アメリカ海外学校図書館視察団は、大きな成果と共に1月9日(日)に無事帰国しました。これは海外の学校図書館の現状等を視察するために10年ぶりに行われたもので、全国各地の司書教諭・学校司書や大学教員等25名が参加しました。
一行は、1月2日(日)に成田を発ち、8日間に渡ってカナダ・アメリカの小・中・高校の学校図書館、リソースセンター、大学図書館、公共図書館と教育行政機関を視察してきました。学校図書館を利用する授業を参観したり、子ども達と共に授業に参加して学ぶという貴重な経験もしてきました。どの学校図書館にも学校図書館の専門職員がいて、学校図書館の運営や学習活動に自信と誇りを持って携わっている姿が見られ、参加者は大きな感銘を受けていました。なお、この報告書は全国SLAより刊行する予定です。
司書教諭の活動を応援するDVDが完成
紀伊國屋書店より「豊かな学校づくりのために 司書教諭の活動を通して」のDVD(価格18,890円)が刊行されました。これは、全国学校図書館協議会が企画・監修し、慶應義塾大学の高橋元夫氏、島根女子短期大学の堀川照代氏の監修のもと小学校五校、中学校2校の司書教諭等の活動の様子を撮影したものです。
現在、学校図書館をどのように学習活動に活用するか、司書教諭や学校司書はどのように協働し、効果的な支援等を行うか等が大きな課題となっています。これらの課題に真っ向から立ち向かう各地の司書教諭の実践が克明に描かれています。役に立つ学校図書館作りの参考となる事例やヒントがたくさんありますので、初心者からベテランまで幅広い方に参考となるものです。