カナダ・アメリカ海外視察を予定

　全国ＳＬＡは、来年の１月２日～９日の８日間にわたって、カナダ、アメリカの学校図書館、公共図書館等を見学したり、現地の教育行政機関との意見交換をする「カナダ・アメリカ海外学校図書館視察」を行うことにしました。学校図書館が学校の中核として機能する両国学校図書館の実情を視察し、今後の学校図書館の経営・運営の参考にすることを目的としています。

　訪問先は、カナダのエドモントン市、バンクーバー市、アメリカのシアトル市の小学校、中学校、高等学校の学校図書館、リソーセスセンターと公共図書館、教育庁、教育委員会等を予定しています。施設だけではなく、実際に学校図書館が学習活動にどう活かされているのかを重点的に視察することにしています。終了後は、視察の報告書を刊行する予定です。

学校図書館セミナーのお知らせ

　第６回図書館総合展が１１月２４日(水)～２６日(金)の３日間、横浜市のパシフィコ横浜で開かれます。そのセミナーの一つとして、全国ＳＬＡは初日の２４日に「第６回学校図書館セミナー」を開催します。今回は、「学校図書館の活用を促す協力体制の確立」をテーマに、どのようにして協力体制を構築していくか、司書教諭、学校司書、ボランティアの方々の実践発表と講演で明らかにしていきます。

• 日時：１１月２４日(水) １０時３０分～１６時３０分
• 会場：パシフィコ横浜　アネックスホール Ｆ２０１
• 定員：１２０名
• 費用：５００円(資料代）
• 申込：全国ＳＬＡのホームページから申込書をダウンロードしてお申込ください。

文科省、学校図書館活用フォーラムを開催

　文部科学省は、１０月～１１月にかけて平成１６年度の「学校図書館活用フォーラム」を開催しました。これは学校図書館の活用や読書活動を推進するための方策等に関して、全体会と校種別分科会で、事例発表・研究協議・授業公開等を行ったものです。フォーラムは全国を東部、中部、西部の３地区に分け、それぞれ下記の日程で行われ、学校長、教頭、教諭、指導主事等をはじめ、司書教諭か司書教諭有資格者が参加しました。また、教員以外で読書活動に参加している人々も数多く見られました。

• 東部地区 開催地　栃木県宇都宮市（期日：１０月１４日、１５日）
• 中部地区 開催地　岐阜県岐阜市（期日：１１月２９日、３０日）
• 西部地区　開催地　高知県高知市（期日：１１月１８日、１９日）

ホームページ評価表第一次案を発表

　全国学校図書館協議会は、この度「ホームページ評価基準」の第一次案を発表しました。これは、学校図書館が学習等に利用できるリンク集を作成する際に、ホームページを選定する基準とするものです。

　ホームページは、情報源の一つとして学習活動に有用であり、多くの学校で利用されています。図書と異なり、誰でも気軽に各種の資料・情報を発信することもできます。反面、信憑性に乏しいものや児童生徒にとって有害なものも少なくありません。そこで、学校図書館が図書の選定と同様に、有用なホームページを選定し、リンク集を作成することが、これからの大事な任務の一つになっていきます。

　第一次案の全文は、機関誌『学校図書館』１１月号、ホームページに掲載してあります。
　http://www.j-sla.or.jp/