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学校図書館情報

2008年9月発行 会報第115号

(社)全国学校図書館協議会 選定・企画部長    内海 淳

読書感想画の季節です

 全国学校図書館協議会では、今年も毎日新聞社と共催で、第20回「読書感想画中央コンクール」を実施します。募集要項と指定図書は『学校図書館速報版』9月15日号発表、同日の全国学校図書館協議会ホームページ掲載、『毎日新聞』9月20日(予定)社告により公表する予定です。

  読書の感動を絵画表現する読書感想画は、児童生徒の読書力と表現力を育むために優れ、多くの学校で実践されています。中央コンクールへの応募総数は昨年53万点を超えました。今年も多くの学校で取り組んでいただき、一人でも多くの児童生徒に、読書の喜びと、感動を絵画表現する楽しさを知ってほしいと思います。

  特に指定図書は全国学校図書館協議会選定図書の中から厳選した良書です。ぜひご活用ください。

図書選定基準を改定しました

 現在の「全国学校図書館協議会図書選定基準」は、一九五一年以来行われてきた図書選定事業の経験と実績を生かし、一九八〇年に制定し一九八八年に改定したものです。その後の社会情勢や出版状況、学校教育をめぐる動きの大きな変化を受け、このたび選定基準の一部を見直しました。主な改正点は次のとおりです。
   ①原則として一項目当たり一内容とし、二つ以上の内容を持つ項目については分割し起項した。
   ②二重否定等、わかりづらい表現を平易なものに改め、現代にそぐわない項目や表現を改めた。
   ③総論としての一般基準と必要に応じて詳細に規定した部門別基準、の関係を明確にした。
  なお、改定した図書選定基準は全国学校図書館協議会ホームページでも公開していますのでご覧ください。

二〇一〇年は「国民読書年」です

 衆・参両議院は、六月六日に開かれた総会において、二〇一〇年を「国民読書年」とする決議をそれぞれ全会一致で採択しました。これは近年の「活字離れ」と言語力・読解力の衰退を憂慮し、文字・活字文化による知的遺産を受け継ぎ、発展させ、心豊かな社会の実現を図ることを目的として、一九九九年の「子ども読書年に関する決議」、二〇〇一年の「子どもの読書活動の推進に関する法律」、二〇〇五年の「文字・活字文化振興法」と軌を一にして決議されたものです。

  この決議では政官民が協力し、国を挙げて読書の振興を図ることが謳われています。二〇一〇年には国をはじめとして各自治体、諸団体でさまざまな活動が行われることが予想されます。これを機に、学校や学校図書館でも「国民読書年」をPRして、読書関連イベントを計画してはいかがでしょうか。

第10回学校図書館セミナーのご案内

 第10回「学校図書館セミナー」を下記の要領で開催します。今年も例年と同じく、第10回「図書館総合展」の一環として開かれます。学校図書館担当者が、理論と実践の両面にわたってスキルアップの図れるような充実したセミナーにするため、現在準備を進めているところです。主題・内容・申し込み方法等、詳細は10月中に機関誌『学校図書館速報版』および全国学校図書館協議会ホームページで発表する予定です。第10回「学校図書館セミナー」にぜひご参加ください。

第10回学校図書館セミナー
  開催期日:11月26日(水)
  場  所:パシフィコ横浜 アネックスホール2階(予定)
       <第10回図書館総合展>

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