東日本大震災により、多くの学校図書館が被害を受けました。地震・津波や原発事故によって蔵書を失った学校はもちろん、避難してきた児童生徒が増えて蔵書が足りなくなった学校も多く、また直接的な被害がなかった学校も、地域全体で図書費が減少し必要な図書が購入できずに困っています。震災から２年がたった現在でも、窮状を訴える声は絶えません。
　「学校図書館げんきプロジェクト」（主催：全国ＳＬＡ・活字文化推進会議ほか　特別協力：ＳＬＢＡほか）は、岩手・宮城・福島内の学校図書館の復興・再生を目ざす支援活動です。皆様からの寄付金を用いて、学校が希望する図書を購入して贈ります。図書の購入には学校の地元書店を利用することで、地域経済の活性化にもつながります。
　学習に必要な図書を地元で買って贈るというこの活動に、多くの方からご賛同いただいています。特に、バザーの売り上げや図書委員が呼びかけた寄付金など、学校からのご寄付が多いのは嬉しいことです。被災地を気に掛ける子どもたちが全国にいることに、プロジェクトとしても勇気づけられます。
　これまで484校に約6480万円分の図書を送ることができました。しかし、これだけでは被災地の学校に図書が足りたとは言えません。当プロジェクトは2014年度まで、息の長い支援を続けます。皆様もぜひ募金にご協力ください。また、岩手・宮城・福島県内の学校で図書が足りない学校は、ぜひ寄贈希望のお申込みをしてください。
　●「募金の方法」「寄贈希望のお申込み」についてはホームページをご覧ください
　http://www.j-sla.or.jp/shinsai/genki-project.html
　●問い合わせ先
　「学校図書館げんきプロジェクト」事務局
　《全国学校図書館協議会　担当：米谷・設楽》
　電話：03-3814-4317　ＦＡＸ：03-5804-7546